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2022.11.20

電気ストーブ火災を防ごう

83号:本郷消防署からのお知らせ

電気ストーブ火災の実態

 令和3年の東京消防庁管内の火災件数は3,935件です。このうち電気製品等から出火した電気火災は1,399件で、そのうち電気ストーブ火災(カーボンヒーター、ハロゲンヒーター及び温風機を含む。)は、85件発生しています。電気ストーブ火災のうち亡くなった方は6人、けがをされた方は34人と、人命にかかわる被害が大きい特徴があります。

 これからの季節、電気ストーブを使用する機会が増えると思います。電気ストーブの見た目は、炎(直火)がなく火災になりにくいと思われがちですが、ストーブによる火災のうち、電気ストーブ火災の件数が圧倒的に多いという実態があります。使用に際しては、燃えやすいものは近くに置かないなど注意が必要です。

令和3年に発生した電気ストーブの火災事例

事例1
就寝中に使用していた電気ストーブに可燃物が接触して出火した。住宅の部分焼火災で、居住者の高齢者が死亡した。
事例2
電気ストーブが椅子に近接している状況で乳幼児がスイッチを入れたため、放射熱により出火した。
事例3 
使用中の電気ストーブの近くに置いていたタオルが、電気ストーブ上に落下し出火した。
事例4
電気ストーブの電源プラグとテーブルタップとの隙間に埃が溜まり、トラッキング現象が発生し出火した。
事例5
生乾きの衣類を乾かすため、使用中の電気ストーブの上に衣類を置いて出火した。
事例6
居室内のカーテンを開けた際に、使用中の電気ストーブに接触して出火した

電気ストーブの火災 YouTube東京消防庁公式チャンネル
動画はこちらからご覧いただけます。

本郷消防署
文京区本郷7-1-11
TEL. 03-3815-0119
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
URL:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-hongou/

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