まちグルメ alt

2023.09.17

創業時から伝わる門外不出の「鍋家なべ」

旬菜料理鍋家(なべや)

板長/水谷敏昭さん、ホールスタッフ/星野須美子さん

88号:グルメ

上野の不忍池近くにある日本料理店「鍋家」さんにお邪魔し、お二人からお話を伺いました。

「鍋家なべ」は、お店を開いた40年以上前からのメニューですか?

 創業者が独自に配合した味噌(大吟醸味噌をアレンジ)を使った「鍋家なべ」の開発が、開業のきっかけだと伺っております。味噌の作り方は、創業者から板長だけが受け継ぐ秘密で、 完成まで1か月位かかります。「鍋家なべ」は魚介類をメインに鶏肉や旬の野菜を加え、材料と自家製味噌のバランスが絶妙な鍋料理です。

創業当時から鍋料理のレパートリーは豊富だったのですか?

 「もつ鍋」など少なくとも3~4種類は増えたと思います。他にも珍しいところでは「きんき鍋」ですね。北海道のきんきを1匹分使っています。主に冬の鍋料理ですが、楽しみにしている常連の方や、口コミを読んで「1回は食べてみたい」と話すお客様がたくさんいらっしゃいます。

一品料理をご紹介していただけますか?

 三角バラという最もいいところを使った、熊本産の馬刺しです。1頭つき1%しか取れない希少部位で、きめ細やかな霜降りなのが特徴です。
 これからも産地や鮮度の妥協をせずに、「今週のおすすめ」として季節に合った一品料理を増やしていきたいですね。近いうちに国産の松茸が入荷したら、土瓶蒸しや松茸焼きを提供したいと思います。なるべくいいものが入る時期を狙っています。今は2週間に1回ずつ新しいメニューが出てくるので、その時のお楽しみです。

※暮れにかけてホールスタッフを募集しております。詳細はお店に電話連絡をお願いします。

秘伝の味噌で食す絶品「鍋家なべ」

鍋料理の老舗専門店としての風格

落ち着きのある半地下のような店内

旬菜料理鍋家(なべや)
03-3836-0459
113-0034 東京都文京区湯島3-43-11 目崎ビル1F
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