2026.03.14
103号:本郷法人会青年部シリーズ
50代以下の社長が集まる異業種交流の会です。業種は違っても、同じ経営者という立場なので、悩みや迷いを率直に話せる場だと感じています。同世代で立場を理解し合える仲間がいることは、とても心強いですね。
地域美化活動として、春秋の年2回、文京区内の交番や消防署などに、季節の花を植えたプランターを約40か所設置しています。
最近は中学生の職場体験も受け入れており、その子たちと一緒に花を植えることもあります。花を通じて、地域と関わる経験をしてもらえたら嬉しいですね。
また、法人会女性部会の皆様に向けたアレンジメント教室も毎年開催しており、昨年末は苔玉づくりを行いました。世界にひとつだけの苔玉が完成し、大変喜んでいただけました。これからも仲間と一緒に、地域貢献を続けていきたいと考えています。
祖父の代に創業し、私で3代目になります。
父の代である1994年から、フィギュアスケート大会のフラワー総合プロデュースを手掛けるようになりました。
リンクに投げる花は、見た目の美しさだけではなく、安全への配慮が欠かせません。リンクを傷つけない素材を使うこと、選手の元まできちんと届く重さにすること、それより何より〝花びら〞が落ちないことです。花びらが氷に付着して氷のコンディションに影響があったり、競技の妨げにならないように、細かな工夫と、試行錯誤を積み重ねてきました。
長野オリンピックの際は、父と2人で現地に泊まり込みで対応しました。今でも懐かしい思い出です。
大会では、メダリストブーケも手がけております。羽生結弦選手が優勝した際には、宮城県の花であるガーベラを使いました。震災の年だったこともあり、「新たな一歩」という花言葉に復興への願いを込めました。
本郷は、大学が多い教育の街であり、お寺が立ち並ぶ寺町でもあります。一方で企業も多く、路地裏に入ると住宅街が広がる、多面的な魅力を持つ街です。
さまざまなお客様がいらっしゃる土地柄だからこそ、お一人おひとりに丁寧に向き合うことを大切にしています。
父の代では、フィギュアスケートの花が新しい挑戦でした。私はSNSを通じた発信に力を入れています。花の種類や育て方だけではなく、例えば「チューリップバブル」といった歴史など、花について様々な話題を伝えています。70万回以上再生された投稿もあり、花は贅沢品ではなく、暮らしの彩りです。花をきっかけに、皆様の心が少しでも豊かになれば幸いです。
4年後に創業100年に向けて、今何をするべきか、その先をどう描くか、しっかり構想を立てていきたいと思います。
生まれつき身体が弱く、両親には心配をかけました。感謝の気持ちを胸に、店を継ぎましたが、数年前に両親が他界してしまいました。一緒にもっと働きたかったです。今は店に両親の写真を飾り、一緒に働いているつもりで店に立っています。
現在は、妻と9歳の娘がいます。朝5時に市場へ行き、三が日以外は年中無休なので、家族に負担をかけていると思います。それでも、夕食だけは必ず一緒に食べるようにしています。
地域に愛され、花を通して皆さんの心に潤いを届けられる店であり続けたいです。これからも、変わらず誠実に、一日一日を積み重ねていきたいと思っています。

文京区内の各場所に季節の花のプランターを設置

「苔玉づくり」も開催

家族の団欒は大切にしています