2026.05.16
104号:街を元気に 本郷法人会青年部シリーズ7
本郷法人会青年部は、本郷税務署管轄の中小企業経営者が集う本郷法人会の中で、50歳以下のメンバーで構成されている組織です。税知識の普及や地域貢献活動などに励んでおり、同世代の経営者同士が学び合いながら交流できる場でもあります。
私自身は区内の小学生を対象にした租税教室や、スポーツを通じた交流イベントなどに関わっています。2年前、息子が通う小学校で租税教室の授業を担当したことがあり、普段とは違う変な緊張感がありました。家では〝友達みたいな父親〟で威厳は全く無いのですが、家に帰った時、息子から「ちょっと格好良かった」と褒めてもらえた時は嬉しかったですね。
株式会社TONEGAWAは、今年で創業79年になります。戦後、創業者が「日本を明るくしたい」という想いで立ち上げた印刷会社です。私たちは印刷を単なる製造業ではなく、「コミュニケーションを伝える手段」と捉えています。より早く、より分かりやすく、より多くの人に、より魅力的に伝える──そうした課題に対して、クリエイティブの力で応えていく会社です。現在では印刷に加え、WEB制作や動画制作、展示会やイベントなど、多様なコミュニケーション手段を掛け合わせながら価値を生み出しています。今後はAIの活用も積極的に取り入れ、企業の課題解決をより高度で効率的に推進していきたいと考えています。
当社の特徴は「地域に寄り添う姿勢」です。創業者は町会長や湯島天神の総代を務め、文京区議会議員として地域に尽くしてきました。その流れは代々受け継がれていて、現代表は「イラストで街を元気に」を掲げ、湯島本郷マーチング委員会を立ち上げています。地元の風景を「湯島本郷百景」としてイラスト化し、絵葉書や展示を通じて地域の魅力を発信したり、この「湯島本郷マーチング通信」を通じて地域の人や企業の魅力発信と繫がりづくりを大切にしています。
今年3月には当社主催で「こども服の譲渡会」を開催しました。不要になったこども服を必要とするご家庭へつなぐ取り組みで、「資源の循環」と「子育て支援」を同時に実現するものです。地域の多くの企業の皆さまにご協賛・ご協力をいただきながら実施することができ、当日は約300名の子育て世帯の方にご来場いただくことができ、多くの方に喜んでいただけたのは本当に良かったです。単発で終わらせるのではなく、地域企業・学校・行政と連携しながら、継続的に地域課題に取り組める仕組みに育てていきたいと考えています。
※5月23日(土)〜24日(日)に開催の湯島天満宮・東回廊の湯島本郷百景展では「こども服回収ボックス」を設置いたしますので、ぜひご利用下さい。
私は神奈川県出身で、不動産営業や飲食店経営を経て、2012年にTONEGAWAに入社しました。
現在は文京区で、妻と二人の息子と暮らしています。私は大の怪談好きなのですが、息子たちもそのDNAを受け継ぎ、夜に3人で怪談動画を見ながら、そのまま気づいたら全員寝ている、というのが日常の風景です。
結婚を機に文京区へ移り住み、最初に驚いたのが地域のお祭りでした。神奈川県での子どもの頃は盆踊りが中心だったため、お神輿を担ぐ文化はなく、町会で初めて参加したときはとても新鮮で、かなり興奮しました。あの熱気と一体感は今でも印象に残っています。5月23・24日の湯島天神例大祭も今から楽しみにしています。こうした日常と非日常が自然に混ざり合っているところも、この街ならではの魅力だと感じています。
今後は、本業であるコミュニケーション支援と、こうした地域活動の両面から価値を提供し、企業・住民・行政が緩やかにつながる地域づくりに貢献していきたいと考えています。来年には創業80周年を迎えますが、変化の激しい時代の中で、100年企業に向けた新たな方向性を見出していく必要があります。そのヒントは、これまで大切にしてきた「地域との関わり」の中にあると感じています。

小学校で開催された租税教室

こども服の譲渡会@TONEGAWA会議室

親子で参加した怪談ライブでの一枚
