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2023.05.21

熱中症対策をしよう!!

86号:本郷消防署からのお知らせ

熱中症の予防と対策 

  1. 暑さに体を慣らしていく
    ウォーキングなどの運動をすることで、汗をかく習慣を身につけるなど、暑さに強い体をつくる。
    暑さに体が慣れることを暑熱順化といいます。これは「やや暑い環境」「ややきついと感じる強度」で毎日30程度の運動を約2週間、継続することで獲得できます。
    日頃から汗をかく機会を増やしていけば、暑さに負けない体作りができます。

  2. 高温・多湿・直射日光を避ける
    熱中症の原因の一つが、高温と多湿です。屋外では、強い日差しを避け、屋内では、風通しをよくしたり、エアコンを使うなど、高温環境に長時間さらされないようにしましょう。

  3. 水分補給は計画的かつこまめに
    特に高齢者は、のどの渇きを感じにくくなるため、早めに水分補給をしましょう。普段の水分補給は、お茶や水がよいでしょう。水分補給目的のアルコールは尿の量を増やし、体内の水分を排出してしまうため、逆効果です。

  4. 運動時などは計画的な休憩をする
    汗で失われた水分や塩分をできるだけ早く補給するためには、スポーツドリンクなどの摂取するものよいでしょう。スポーツ時は環境に合わせて計画的に休憩や水分補給を行いましょう。

  5. 乗用車等で子供だけにしない
    外気温が25℃から27℃の晴れた日、車の窓を閉め切るとすぐに車内の温度は上昇し、1時間後には58℃、2時間後には62℃にもなります。子供がぐっすり寝ているからと言って、座席に残して車を離れるのはとても危険です。

  6. 子供は大人よりも高温環境にもさらされています
    一般的に地面に近いほど、地面からの輻射熱は高くなります。子供は大人に比べて身長が低いため、大人よりも地面から受ける輻射熱は高温となります。
    梅雨の合間の突然気温が上昇した日や湿度の高い蒸し暑い日が発生する6月頃から、熱中症による救急搬送が多くなります。以上の点を踏まえながら、暑い夏を乗り切りましょう!

※スポーツや激しい作業・労働等によって起きる労作性熱中症の場合は、全身を冷たい水に浸す等の冷却法も有効です。
参考文献:熱中症対策環境保健マニュアル2022(環境省)より

本郷消防署
文京区本郷7-1-11
TEL. 03-3815-0119
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
URL:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-hongou/

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