まちグルメ alt

2025.05.17

小石川植物園の 余韻を味わおう

たす花

店主 木川欣宏さん

98号:グルメ

茗荷谷駅から少し離れた千川通り沿いにある「たす花」の木川さんからお話を伺いました。

屋号の意味を教えてください。

タスカはイタリア語で「ポケット」 のことで、1つには、小さくて使い勝手が良いお店に人の笑顔が集まって欲しいという願いも込められています。イタリアでは、ミラノからシチリアまでを縦断する形で修業していたのですが、住宅街の中にポツリと灯りがともるレストランを見て、そんなお店を開きたいと考えていました。 それで今の場所に出会った時には、「ここだ」と直感的に決めました。日本語の「たす花」としたのは、小石川植物園の近くなので、どうしても「花」を入れたかったからです。

ランチが2種類、ディナーが2種類のコースメニューですね。

はい、その時期ごとの旬を迎える食材と向き合って、毎月コースを作成しています。メニューの特徴は、自分の料理哲学でもある「食べて美しく、健康になる」を基準として、野菜をふんだんに使っております。今回紹介するのは、信州マスと春野菜を使ったシチリアの郷土パスタ「ルンゲッティー」です。ほとんどの野菜は、 その場所に行って周辺の環境を見て、 生産者のお話を伺った上で決めています。

2024年12月に開店しましたが、今後やりたい事はありますか?

お客様と一緒に生産者の所に足を運び、収穫・料理・試食を体験するイベントをやってみたいと考えています。私自身が旅先で、その土地ならではの料理を食べるのが好きなのもあります。そんな時、良い食材に出会うとインスピレーションがわき、すぐに作りたくなりますね。 今では料理が人生から切り離せない存在となっています。

ガラス面を大きく使ったドア、大きな窓が特徴的な明る

食材を地産・地消にこだわる

カウンター席から料理の完成までを

たす花
月・不定休
03-3941-9626
112-0011 東京都文京区千石2-1-3 A-placer 101
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