まちの人 alt

2022.09.18

文京区立湯島小学校 校長 小池 夏子さん

82号:会いたい!湯島本郷まちの人

国内でも最も長い歴史と伝統を持つ湯島小学校。今年4月から校長として着任した小池夏子先生にお話を伺いました。

湯島本郷はあたたかい街地域のみなさんと共に子供たちを健やかに育てていきたい

 湯島小の児童の印象は?

 みんなとても優しくて礼儀正しいですね。挨拶の姿を見ていても、暮らしの中で自然と身に付いていることを感じます。そういったよさは、湯島という地域の中で醸成されたものではないでしょうか。自然体な礼儀正しさ、優しさがいいですね。

先生ご自身のことを教えてください。

 教員時代のあと、教育委員会での勤務を経て、副校長として誠之小で3年間、校長として本郷小で3年間、柳町小で6年間勤務し、この4月より湯島小に着任しました。
 教師になりたいと思ったのは小学校高学年の頃。熱心な先生との出会いから、教師という職に就きたいという思いをもつようになりました。その夢をもち続けて今に至っています。
 小学校の頃は、本を読むことも外で遊ぶことも好きな元気な子供でした。 縄跳びや鉄棒の技の自己連続記録を伸ばすことに挑戦したり、何十巻もある伝記シリーズや図鑑を読んだりすることに夢中でしたね。大人になった今はどちらかというとインドア派です。週末には、撮りためた朝ドラやドラマなどをまとめて観たりしています。物語や小説、 ドラマは、登場人物の心の動きや感性を感じられるので好きですね。そういえば、大学の卒論も国文学の文学作品で書きました。

花いっぱいの春の湯島小

学習発表会

朝の挨拶

教育に対してどんなビジョンをお持ちですか?

 「誰もが笑顔でいられる学校」を大切にしたいです。子供たち一人一人はもちろん、保護者の皆さんも、子供たちと関わる教職員も、子供を取り巻くすべての人が毎日笑顔でいられる学校が理想だと思っています。「子供たちに関わる教職員が元気でいられるように、校長はその教職員に元気を与えられる存在でいたい」という思いは、管理職になるに当たってずっと大切にしてきている中心軸です。
 子供たちと接する立場の教員時代ももちろんとても楽しかったけれど、管理職である今の仕事も楽しいですね。パートナーである副校長をはじめ、教職員ともしっかりコミュニケーションを図ることを心がけています。校長という職は最終判断を行う職ですが、日頃からよい人間関係を作ることが最終判断のためにも大切なことだと思います。今までにもいろいろなことはありましたが、それらがすべて今の自分を形作っていると考えるようにしています。だから、すべては自分のためのよい経験になっています。自分で選んだこの職なので、楽しまなくてはと思いますね。

湯島・本郷地域についてどう思っていますか?

 すごくあたたかい街ですね。着任して感じるのは、地域や保護者の方々が学校を応援して積極的に関わってくださろうという心持ちです。地域ぐるみで大人が子供たちに関わってくださるというのはとても大切なことだと思います。 これからも、子供たちのためにお力をお借りできたらと思っています。
 湯島天神をはじめ、街が長い歴史の中で培ってきた「心」の部分と、命を支える最先端の医療技術が集まっているという「科学」の部分との両面が融合してよさを醸し出している・・・それが湯島・本郷という街なのではないかと感じています。湯島小に赴任してまいりましたのも「ご縁」だと思いますので、 地域の皆様とともに子供たちを健やかに育てていきたいと思います。

borderImg.alt

文京区立湯島小学校
〒113-0034
東京都文京区湯島2丁目28番14号
TEL. 03-3813-6061

TOPへ