まちの人 alt

2025.05.17

株式会社全国賃貸住宅新聞社 取締役「地主と家主」編集長 永井 ゆかりさん

98号:会いたい!湯島本郷まちの人

取材現場を飛び回り、丁寧に人との縁を育み誌面づくりに情熱を注ぐ、湯島にお住まいの永井さんに仕事への思いを伺いました。

ジャーナリストとして歩んだ27年
まっすぐと人と向き合い
不動産オーナーに寄り添う情報を届けたい

株式会社全国賃貸住宅新聞社と、「地主と家主」について教えて下さい。

全国賃貸住宅新聞社は、賃貸住宅業界に特化した専門新聞を週刊で発行している会社です。
不動産の中でも賃貸に絞った情報を主に賃貸仲介・管理会社に届けています。 そして、不動産オーナー向けに特化した月刊誌『地主と家主』を発行しています。 私はその雑誌の編集長です。
月刊誌「地主と家主」は、不動産賃貸経営をはじめ、土地や不動産の有効活用、相続対策などを取り上げ、読者のニーズをくみ取り編集をしています。
不動産オーナーが持つ不動産は、賃貸住宅だけではなく、テナントビルや駐車場、高齢者施設、トランクルームなど多様です。そのため、土地・不動産の「有効活用」を支援する幅広い情報を届けていきたいと考えています。だから、 2024年1月号から雑誌名を『家主と地主』から『地主と家主』へ変更し進化してきています。

どうして、ジャーナリストをめざしたんですか?

千葉敦子さんというジャーナリストの『ニューヨークの24時間』という本がきっかけです。彼女が異国の地で生き生きと取材し、情報を伝える姿に憧れました。
私が大学4年生の時は就職氷河期で、 就職活動に苦戦していました。その時に亀岡大郎取材班グループの「取材記者募集・未経験でも可」の募集広告を目にしました。そのグループ会社に入社し、27年にわたって取材現場に身を置き、情報を発信し続けています。
自分の知らない所に飛び込んで、それを人に伝えるこの仕事に、ずっとやりがいを感じています。

仕事をする上で大切にしていることを教えて下さい。

仕事で最も大切にしているのは「人との関係性」です。
取材や情報収集には、人との信頼関係が不可欠です。どんな出会いも大切にして、人脈を広げています。初めての方に会うのも楽しいんです。
先日の福岡出張では、1日に5件のアポイントをこなし、翌日もセミナーで登壇するなど、タフなスケジュールをこなしました。編集の仕事のかたわら、不動産オーナー向けの講演活動も増えているんです。セミナーでは、地域特有の課題にも触れるので、事前の情報収集も欠かせません。準備は大変ですが、直接不動産オーナーと話すことで得られる気づきが、また誌面づくりに生かせるんです。

「週刊全国賃貸住宅新聞」と「地主と家主」

ジャーナリストを目指きっかけの本

セミナー風景

今後の抱負を教えて下さい。

より多くの方に「地主と家主」を知って欲しいです。最近はインターネットによる情報発信にも注力しています。
また東京ビッグサイトでは「賃貸住宅フェア」という展示会も開催しています。 昨年は2日間で1万7000人もの人に来ていただきました。イベントもリアルな情報メディアだと思います。
リアルな場で、読者と直接交流できるのは、とても貴重な機会です。

湯島への思いを教えて下さい。

湯島は緑があり人との繋がりが強い温かい街です。湯島天神もあり文化と歴史の香りが漂う場所ですね。仕事帰りや休日に街を歩くと知り合いに会え、立ち話などもできホッとします。主人、子ども二人も湯島小学校の出身なんです。今でもママ友と仲良くしています。ママ友に誘われてマラソンも始め、時々皇居まで走っています。

永井さん今後の抱負を教えてください

不動産オーナーや不動産業界の多くの方々にもっと寄り添った情報を発信していきたいです。そして今年は50歳になるので何か新しい事を始めたいです。 例えば、最近、着物を着て相撲観戦や食事会に参加することが増えてきたので、 自分で着付けができるようになりたいです。


どこまでもまっすぐに、人に向き合い、 現場に向かう永井ゆかりさん。
彼女のまなざしは、今日も未来を見据えています。

株式会社全国賃貸住宅新聞社
03-3543-6494
104-0061 東京都中央区銀座8-12-15 全国燃料会館7F(東京本社)
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